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舌は色々な事を教えてくれるのはご存知でしょうか。
まず、1番分かりやすいのは形です。
このように舌の縁が波打つような、歯の形に痕がついていると、食いしばりをしている指標になります。
食いしばりは歯への負担が大きく、顎関節にも影響を及ぼしたりもします。
日頃から奥歯を噛みしめないよう、できる限り注意しておくことが大切です。
噛みしめてしまっていることに気付いたときには、すぐ離すように意識しましょう。
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次に舌の色です。
白い・黄色い=ただの舌苔(ぜったい)だけではありません。
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舌苔とは・・・舌上皮の乳頭間に細菌や食べカス・粘膜の上皮細胞のカス・汚れ等が付着して、舌表面に苔が生えたように白く変色したように見えるものです。
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・舌苔が白く、乾燥している
風邪など、炎症がある場合に見られやすいです。
加えて、舌全体が赤くなっていたら胃の粘膜や肌も乾燥している可能性があります。
水分補給をして体を温めましょう。
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・舌苔が白く、粉っぽい
見た目は乾燥していますが、触ると湿っている状態だったら、熱による症状+湿気による症状が同時に現れています。
熱による症状は何らかの炎症、湿気による症状は食欲不振・腹部の膨満感・吐き気・胃の不快感などです。
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・乾燥して、裂け目がある
熱による急激な乾燥でひびわれ、触るとザラザラします。
感染症や皮膚の化膿性疾患を疑います。
熱を下げる事と、十分な水分補給をし、扁桃腺炎やインフルエンザなどの感染症には注意しましょう。
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・乾燥が進み、ザラザラしている
砂のようにザラザラした状態です。
炎症の慢性化や体液の消耗を疑います。
脳梗塞・脳出血や心臓病とも関係する為、健康状態のチェックはしっかり行いましょう。
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・舌苔が黄色く、乾燥している
炎症や感染症の状態が続いて体力を消耗している可能性があります。
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・舌苔が黒く、乾燥している
何か病気の重症化していないか、熱が体にこもっていないかなど、
服薬の影響も併せて確認しましょう。
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等々、舌苔に色々な症状がプラスされて、体調のことが舌に現れることがあります。
是非、自分の舌を観察してみてください。